
「最近、うちの犬がずっと寝てばかり…。
大丈夫なのかな?」
そんな不安を感じたことはありませんか?
犬は人より睡眠時間が長い生き物です。
寝すぎの裏に病気やストレスが隠れている場合もあります。
一方で、単に退屈や暇つぶしの結果ということも。
この記事では、犬が寝すぎる原因とチェックすべきサインをわかりやすく紹介します。
この記事でわかること
犬の平均睡眠時間 | 年齢・犬種別に見る「寝てばかり」の目安
年齢\体格 | 小型犬 | 中型犬 | 大型犬 | 特徴・理由 |
パピー(0〜1歳) | 18〜20時間 | 18〜20時間 | 18〜20時間 | 成長期でエネルギーを多く消費。寝ることで体と脳を発達させる。 |
成犬(1〜7歳) | 12〜15時間 | 12〜14時間 | 12〜14時間 | 活動量と休息のバランスが取れている。犬種や性格によって差が大きい。 |
老犬(7歳〜) | 14〜18時間 | 14〜16時間 | 14〜16時間 | 体力回復に時間がかかるため、休息時間が増える。関節痛や病気があるとさらに長くなることも。 |
成犬・老犬の睡眠時間
成犬は1日12〜15時間がふつう。老犬は体力の回復に時間がかかるため、さらに長く眠ることもあります。
犬によって違う「睡眠の深さ」
犬の眠り方は一頭ずつ違います。ぐっすり寝ているように見えても、実は警戒して浅い眠りしかとれていない子もいます。
犬種による睡眠時間の違い
小型犬は短い活動を繰り返すためこまめに休み、大型犬は体が重く長く眠る傾向。活発な犬種は起きている時間も多めです。
浅い眠り・深い眠りの特徴
年齢や体調、季節でも睡眠時間は変わります。急な変化があれば健康チェックを。
笑み、ぼくが紐解く、犬の寿命についてはこちら▶ 犬の寿命はどれくらい?長生きする犬の 特徴と人間年齢換算【寿命表つき】犬が寝てばかりになる原因|老犬や病気・季節ごとのサイン

夏バテ・寒さ
暑さで体力が消耗し、動くのを避けるために長く休むことがあります。涼しい時間に散歩し、水分補給をこまめに。
「冬の寒さ」で活動量が落ちることも
寒さで筋肉や関節がこわばり、動きが少なくなることがあります。特にシニア犬は体温調整が苦手になりやすいため、室内温度の管理が大切です。
手術・ワクチン後
免疫やホルモンが反応し、数日間は体を休めようとします。無理に動かさず、静かに見守りましょう。
去勢・避妊手術後の変化
性ホルモンが減ることで活動量が落ち、睡眠時間が増えることがあります。体重増加防止に軽い運動を取り入れましょう。
病気の可能性
軽い不調や慢性疾患の初期でも、食欲は残る場合があります。数日続くようなら早めに受診を。
犬が寝てばかりなのは退屈・暇のサイン?

遊びや刺激が足りないと寝てしまう
おもちゃや散歩が少ないと、犬はやることがなくて寝てしまいます。
十分な遊びや刺激で目を覚ますこともあります。
単調な生活が原因のストレス
毎日同じルーティンだけだと、犬は刺激不足で退屈を感じます。
その結果、寝る時間が増えることがあります。
チェックすべき行動サイン
寝る前後の動きや反応を見れば、単なる退屈か体調不良かを判断しやすくなります。
元気に遊ぶかどうかが目安です。
犬のクッシング症候群とは?寝てばかりになる症状と対策

クッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)とは
コルチゾールの過剰分泌が原因のホルモン病
引退犬・老犬に多い理由
長期の出産や老化によるホルモンバランスの乱れ
こんな症状に注意|寝てばかり・お腹ぽっこり・脱毛
飼い主が気づきにくい代表的なサイン
なぜ見逃されやすい?
元気そうに見える・食欲旺盛ゆえの誤認
クッシング症候群と診断されたら?【治療法とケア】

診断方法
動物病院で血液検査やホルモン検査を受けて、クッシング症候群かどうかを調べます。
家庭でできるケア
ストレスを減らし、静かに過ごせる環境を整えてあげることが大切です。温度管理も◎。
酸素カプセルが注目されている理由
体力回復や代謝サポートが期待できるため、シニア犬や持病のある子に注目されています。
老犬・体力低下犬におすすめのケア|酸素カプセルや生活習慣

酸素カプセルの効果
高気圧の環境で高濃度酸素を吸入し、血液や細胞に酸素を多く届けます。疲労回復や代謝サポートが期待できます。
日常でできるサポート
クッシング症候群の子、高齢犬、持病がある犬など、体力や免疫力が落ちやすい子に向いています。
我が家の笑みちゃんも体験中!【使用レポート】
筋力やスタミナが少なく、季節の変わり目には免疫力も落ちやすいので、酸素カプセルは回復のサポートになっています。
✔使うときの注意点と相談の目安

使いすぎは体に負担をかけることも。
持病や服薬との相性を、必ず獣医師に確認してから始めましょう。

その日は夜までぐっすり眠れるし、翌朝は体が軽いよ
使うときの注意点と相談の目安
使いすぎNG/持病との相性を獣医と確認
寝てばかりの犬の危険サイン|受診の目安と家庭での観察

呼びかけに反応しない
普段ならすぐ顔を上げるのに反応が遅いときは、体調不良や意識レベルの低下が疑われます。
水の飲み方の異常
脱水や腎臓・ホルモンの異常が関係することがあります。飲水量の急な変化は要チェックです。
体温・呼吸・震え
発熱や痛み、熱中症などのサイン。すぐに体を冷やす・温めるより、まずは動物病院へ。
「知恵袋」などでよく見るけど実は危ない対処法も
自己判断で薬を与えたり、長時間様子見するのは危険です。症状が急変する前に受診しましょう。
まとめ|寝てばかりの愛犬に寄り添ってあげよう

すぐ病気と決めつけず、「いつもと違う」に気づこう
犬にも浅い眠りと深い眠りのタイプがあります。警戒心が強い子は、物音にすぐ反応してぐっすり眠れません。
だから「よく寝てるように見える」だけで、実は休めていないこともあるんです。

眠りの質は犬それぞれ。見た目だけで判断せず、
日中の元気さも合わせて見てあげましょう。
🐾もっと知りたいあなたへ|「Whyシリーズ」
犬と暮らす中で、ふと感じる「なんでだろう?」
そんな疑問を、笑ちゃんとの日々を通してやさしく解き明かします。

あなたの愛犬の
「なんでだろう?」
教えてください。
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