
「繁殖引退犬を迎えたいけど、
準備や費用が不安…」そんな方へ。
この記事では【迎える方法・必要な費用・準備リスト】をわかりやすく解説。
実体験も交え、安心して一歩を踏み出せるようまとめました。
この記事でわかるこ
犬を迎える前の準備リスト

今回、この記事を読んで頂いているかたは、繁殖引退犬を迎える事を前向きに考えていると思います。
では、どんな犬種のワンちゃんが在籍しているか、ご存知ですか?
自分に合う繁殖引退犬の選び方
繁殖引退犬ならどの犬種でも良いと考えていますか?
答えはNOでしょう。
なぜなら、犬を迎える理由は人それぞれ異なります。
特定の犬種にこだわる人もいれば、実際に見学してフィーリングで決める人もいるからです。
人気の犬種ランキング

【2025年 最新版】『人気犬種ランキング』アニコム損保
1位 MIX犬(10kg未満)登録頭数:25,795
2位 トイ・プードル登録頭数: 24,935
3位 チワワ登録頭数: 16,971
4位 柴(豆柴含む)登録頭数: 7,737
5位 ミニチュア・ダックス登録頭数: 7,723
参考: アニコム損保
あなたが飼いたい犬は、このランキングの中に入っていますか?
ちなみに、
私が飼っているブリュッセル・グリフォンはランク外でした(笑)。
このデータから分かるように、登録頭数の多い犬種ほど繁殖引退犬の数も多いと考えられます。
そのため、人気犬種であれば引退犬を見つけやすい一方で、
希少な犬種は保護団体や保健所でもなかなか出会えないのが現状です。
人気犬種の引退犬を迎えるのも選択肢の一つです。
もし特定の犬種を希望する場合は、事前に十分な情報収集を行い、根気よく探すことが重要です。
繁殖引退犬との生活で注意すべきこと

家庭環境の整え方
繁殖引退犬は新しい家に慣れるまで、安心できる環境が必要です。静かで落ち着けるスペースを用意すると、犬も心を休めやすくなります。
しつけやトレーニングの基本
過去の経験からくる行動パターンがあります。背景を理解して、無理のないしつけや声かけをすることで、信頼関係が作りやすくなります。
愛犬が自分から参加するトレーニングがあるんです▶ 犬の歯磨き・爪切りがラクになる!ハズバンダリートレーニングの基本と実践法 繁殖引退犬の躾には信頼関係が一番だった話し▶ 犬コマンド教え方|繁殖引退犬にも使える基本とコツストレスを減らす遊びや接し方
遊びや触れ合いは犬の安心感につながります。急な刺激は避け、短時間で楽しめる工夫をすると、ストレスを減らせます。
繁殖引退犬の性格と行動特性

家庭に慣れるまでの行動パターン
新しい家に来たばかりの繁殖引退犬は、とても慎重です。少しずつ環境に慣れることで、安心して暮らせるようになります。
警戒心や不安のサインの見分け方
耳を伏せたり、体を低くしたり、隠れたりするのは不安のサインです。早く気づくほど、犬も飼い主も無理なく過ごせます。
愛犬を観察することで 築ける心のサイン▶ 犬のカーミングシグナルとは?サインの意味と見逃さない接し方ガイド過去の経験からくる行動への理解
繁殖活動の経験が、今の行動に影響しています。
背景を知るだけで、接し方やしつけがぐっとやりやすくなります。
繁殖引退犬の寿命と健康ケア

一般的に犬の寿命の目安は以下のように言われています。
犬の寿命についてもっと詳しく知りたい方は、人間の年齢換算表や長生きする犬の特長を紹介したことらの記事もぜひ参考に知てみてください。
愛犬の寿命を知ることで見えてくるかけがえのない時間▶ 犬の寿命はなぜ短いのか?|平均寿命・理由と繁殖引退犬との今を大切に繁殖引退犬は妊娠・出産を繰り返すことで母体に大きな負担をかけます。
病気や寿命を縮める原因になると言われています。
環境省のパンフレット
「あなただけにできること」でも、繁殖犬の健康について触れられています。
これらを踏まえると、繁殖引退犬は一般的な寿命の下限に近くなる可能性があります。
もちろん、個体差があるため一概には言えませんが、注意が必要です。

健康管理を丁寧に行えば、
10年以上元気で過ごすケースも
珍しくありません。
この期間をどう過ごすかが飼い主にとって大切なテーマです。
飼い主として、日々のメンテナンスを大切にしましょう。
当ブログでは、繁殖引退犬の健康維持のためのケア方法やおすすめグッズを紹介しています。
酸素カプセルやお手入れグッズを活用し、愛犬の健康をサポートしましょう!
マンションに向く繁殖引退犬

繁殖引退犬の里親になる際は、住宅環境も重要なポイントです。
特にマンションや賃貸住宅では、犬種やサイズに制限がある場合があります。
事前に管理規約を確認し、適した環境を整えましょう。
犬を迎える前に確認すべき環境ルール
マンションや賃貸のルールで飼育可能な犬種やサイズに制限がある場合があります。
契約書や管理規約を確認し、
トラブルを防ぎましょう。
騒音や共用スペースの配慮犬の鳴き声や足音が近隣の迷惑にならないようにする。
防音対策やしつけを意識することが大切です。
また、共用スペースでのマナーも守りましょう。
【実録】繁殖引退犬とマンション暮らし
私達家族と笑みちゃんもマンションで暮らしています。
繁殖引退犬を迎える際には、住宅環境に応じた対応が必要です。
例えば、マンションのルールに従い、共用スペースでは「抱っこ」を徹底しています。
安心して迎えるために、事前の確認と準備をしっかり行いましょう。
繁殖引退犬の初期費用

繁殖引退犬を迎える方法は、大きく分けて3つあります。
3つの迎え方と、費用の目安を表にしてあります。比較してみてください。
| 迎え方 | 費用目安 | 主な犬種傾向 |
| 保護施設 | 3〜6万円 | トイプードル・チワワなどの人気犬種 |
| 保健所 | 原則無料 | 雑種・中型犬が多め |
| ブリーダー | 5〜10万円 | 希少犬種も可能 |
繁殖引退犬を探す方法
- インターネット検索(「繁殖引退犬 里親募集」など)
- 保護団体や動物愛護センターの公式サイトを確認
- SNSや口コミで情報を収集
保護施設でかかる費用
譲渡費用の平均:約30,000円から60,000円程度
この費用には、以下のような医療処置やケアにかかる費用が含まれる
- 避妊・去勢手術
- 混合ワクチン接種
- 狂犬病予防接種
- マイクロチップ装着
- 寄生虫の駆除および検査
- フィラリア検査および予防薬投与
- 健康診断や必要な治療
譲渡費用の内訳や金額は団体によって異なります。
具体的な費用や条件については各保護団体に直接お問い合わせいただくことをおすすめします。
保護施設で迎えられる犬種
比較的、人気の犬種が見つかるとおもいますが、特殊犬種や希少犬種は見つかりにくいです。
繁殖引退犬を保健所からの迎えかた
自治体が運営する公的機関のことを、「保健所」や「愛護センター」と呼びます。
繁殖引退犬を保健所(動物愛護センター)から迎えることは可能ですが、少しハードルが高い場合があります。
その理由として、保健所には繁殖引退犬よりも、迷子犬や飼育放棄された犬が多く収容されているからです。
ただし、地域によってはブリーダーが手放した犬が保護されることもあります。
繁殖引退犬は保健所からでも迎えられるって知ってましたか?▶ 【保存版】繁殖引退犬の里親になるには?保健所・保護施設から迎える方法と注意点動物愛護センターでの迎え方
1. 各自治体の保健所や動物愛護センターに問い合わせる
2. 直接訪問して犬の状態を確認する
犬の健康状態や性格を知るために、実際に訪問するのがおすすめ
3. インターネットで情報を探す
「譲渡対象犬 リストに登録 ◯◯県」などのキーワードで検索する。
各都道府県の愛護センターのホームページが見つかります。
動物愛護センターでの費用
東京都の保健所では譲渡手数費やマイクロチップの挿入費用や登録費用は無料になります。
譲渡にかかる費用は自治体によって異なります。
犬の譲渡を希望される場合は、お住まいの地域の動物愛護センターに直接お問い合わせいただくことをおすすめします。
保健所や動物愛護センターから引き取った犬の不妊・去勢手術において、
補助金や助成金制度を設けている場合もあります。
動物愛護センターで迎えられる犬種
比較的、人気の犬種が見つかると思いますが、特殊犬種や、希少犬種は見つかりにくいです。
ブリーダーから迎える方法
私達が、笑みちゃん(ブリュッセル・グリフォン)を迎えたのは、ブリーダーの里親募集がきっかけでした。
今回は、ブリーダーから繁殖引退犬を迎える流れを紹介します。
- STEP1ブリーダーのSNSやホームページを確認し、里親募集情報を探す。
ブリーダーの中には、SNSを通して繁殖引退犬の里親の募集をしている場合があります。
- STEP2アポイントを取る
募集掲載があった際は、メールやメッセージでコンタクトをとってください。
実際に問い合わせたメールがこちら▶; 繁殖引退犬を迎えたい人必見!優良ブリーダーの探し方と問い合わせ例文付き - STEP3繁殖引退犬との顔合わせ
ブリーダーのもとで、犬との対面になります。
事前に質問事項を準備しておくことでスムーズに進みます。
実際に質問した内容を確認したい方はこちら▶ 【実録あり】犬舎見学チェックリスト|繁殖引退犬との出会いで後悔しないために」
実際、私達が質問した内容も別記事で紹介していきます。 - STEP4トライアル期間(1週間)
里親になる前の準備期間です。
笑ちゃんのトライアルの様子はこちら▶ 【繁殖引退犬のトライアル体験談|懐いてくれなかったらどうする? - STEP5正式譲渡
STEP3の時に、お話いただいた料金を入金して晴れて、あなたの愛犬になります。(50,000円〜80,000円程度です)。
- STEP 6手続
繁殖引退犬を迎えたら最初に行う手続。
愛犬と安心に暮らすために、やっておきたいこと▶ 繁殖引退犬を迎えたら最初にすること|健康管理と手続きガイド
ブリーダーで迎えられる犬種
人気の犬種が見つかります。事前にブリーダーに伝えていれば、特殊犬種や希少犬種を迎える事も可能だも思います。
初めて繁殖引退犬を迎える人におすすめの記事▶ 全7回シリーズ 繁殖引退犬の迎え方繁殖引退犬を迎える前にそろえておきたいもの

必需品リスト
ごはん・水・寝床・トイレ。この4つが生活の基本です。
初日から落ち着けるよう、やわらかいベッドや使いやすい食器を選びましょう。
迎える前に準備したいアイテム
食器:ステンレス製の滑りにくいボウル(清潔で扱いやすい)
ステンレス製で洗いやすく、何より内側に角度があるので食べやすい設計。
カラーバリエーションもあり、愛犬にぴったりの色が見つかります。
ベッド:丸洗いできるクッションベッド(安心して眠れる)
丸洗える・滑り止め:中性洗剤を利用するこ洗濯機での水洗い可能です。
カラーバリエーションやサイズ展開もあり、愛犬にぴったりの色が見つかります。
トイレ:囲い付きトイレトレー(慣れるまで失敗防止に◎)
トイレ:囲い付きトイレトレー(慣れるまで失敗防止に◎)
選べるレギュラーサイズとワイドサイズ
トイレトレーニングには最適なトイレ。飛び散り防止の壁付き
あると安心なアイテム
ブラシやケア用品、サークルなどは
“暮らしに慣れてから”役立ちます。
肌や毛質に合ったケア用品を選ぶと、信頼関係づくりにもつながります。
おすすめアイテム例:
• ブラシ:ソフトピンブラシ(皮膚にやさしく、初めてでも安心)
• サークル:組み立て式ワイヤーサークル(来客時の一時スペースにも)
• 消臭グッズ:ペット用消臭スプレー(トイレのにおい対策に)
⸻
購入タイミングの目安
最初から全部そろえなくても大丈夫。
犬の性格や生活リズムを見て、必要なものを少しずつ追加していきましょう。
あとから追加したいもの例:
• 歯みがきシート
• お散歩用ハーネス
• 防寒ウェア(季節に応じて)
まとめ|繁殖引退犬を迎える第一歩

今回は、繁殖引退犬の事前準備や3つの迎え方を紹介しました。
迎えたい犬種、生活する場所など事前に調べておけば、繁殖引退犬を迎えた際に
「慌てなくて」すみます。
愛犬との幸せな生活を送るために、最初の一歩としてこの記事を参考にしていただければと思います。
親父のTweet

📖 全7回シリーズ|繁殖引退犬の迎え方
繁殖引退犬を迎えるまでのステップを、順を追って解説しています。
▶ STEP0:幸せのカタチ▶ STEP1:繁殖引退犬とは?
▶ STEP2:迎える前の判断材料
▶ STEP3:迎える準備と費用
▶ STEP4:犬舎見学チェックリスト
▶ STEP5:心の距離ゆっくり縮まる
▶ STEP6:迎えた後のやるべきこと
🐾もっと知りたいあなたへ|「Whyシリーズ」
犬と暮らす中で、ふと感じる
「なんでだろう?」
そんな疑問を、繁殖引退犬・笑ちゃんとの日々を通してやさしく解き明かします。

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「なんでだろう?」
教えてください。
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