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保護団体から繁殖引退犬を迎えるには?譲渡条件・お宅訪問・事前準備ガイ

【保存版】繁殖引退犬の里親になるには?保健所・保護施設から迎える方法と注意点07.png alt=" 【保存版】繁殖引退犬の里親になるには?保健所・保護施設から迎える方法と注意点" 繁殖引退犬と暮らす
読者
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繁殖引退犬って、どこで出会えるの?」
「保健所や保護施設でも引き取れるのかな?」

カーブ
カーブ

そんな疑問を持つ方も多いと思います。

実は、繁殖引退犬と出会う方法はひとつではありません。保健所保護団体から迎えることも可能ですが、注意点や流れを知っておくことが大切です。

この記事では、保護施設での迎え方を中心に、私自身の体験談も交えながらわかりやすくご紹介します。

この記事を書いた人
カーブ

教科書通りにはいかない。だから、おもしろい。
繁殖引退犬・笑みちゃんとの暮らしを通して、
このブログが「一歩踏み出すきっかけ」になりますように。
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この記事でわかること

  • 繁殖引退犬が留守番を苦手とする理由
  • 留守番中に起こりがちなストレスサイン
  • 留守番に慣れるための段階的なトレーニング方法
  • 繁殖引退犬が安心できる留守番環境の作り方
  • 飼い主が出かける前・帰宅後に気をつけるポイント
  • 実際に効果があった環境づくり・グッズの紹介
  • 笑みちゃん(実体験)から学んだ信頼構築の工夫

繁殖引退犬が保護団体にくる理由

保健所や保護施設で「繁殖引退犬」と出会う機会が増えてきました。

その背景には、2019年の動物愛護管理法の改正によって、ブリーダーに対する規制が強化されたことがあります。

具体的には、以下のような理由が挙げられます。

数値基準の導入で、適正な飼育環境が義務化された

2019年の法改正により、ブリーダーはより厳密な飼育環境の基準を守る必要が生まれました。

職員1人あたりの管理上限: 繁殖犬は最大15頭まで

メス犬の繁殖制限: 出産は6歳まで、生涯で6回までに制限

これにより、基準を超える頭数の犬を抱えていたブリーダーが対応に追われた。

基準を守れないブリーダーが犬を手放すケースが増加

新しい基準に適応できないブリーダーが、犬を手放さざるを得ない状況になった。

頭数オーバーで許可が取り消される

飼育環境の改善ができず行政から指導を受ける

高齢犬や病気の犬が増え、管理が負担になる

結果として、多くの繁殖引退犬が保護施設に引き取られるようになっています。

悪質な繁殖業者の摘発が進んだ

法改正に伴い、悪質な繁殖業者に対する取り締まりも強化されています。

環境省が行った調査では、全国約1,400の犬猫繁殖業者のうち

約半数(700業者)で法令違反が確認されました。

こうした摘発の結果、行き場を失った犬たちが保護施設に送られるケースもあります。

ブリーダーの高齢化や後継者不足による廃業も影響

個人経営の小規模ブリーダーでは、高齢化により体力的な限界を感じたり、後継者が見つからずに廃業を選ぶケースも少なくありません。

年齢による継続困難

後継者不在による廃業

例えば、愛知県岡崎市の猫ブリーダーが廃業した際には、多くの動物が行き場を失う事態となりました。

家に猫250匹…多頭飼育崩壊でブリーダー廃業 所有権は親族へ | 毎日新聞
愛知県岡崎市の住宅で国内最大規模の250匹以上の猫がすみ十分な飼育ができない「多頭飼育崩壊」に陥っている問題で17日、これらの猫を大量繁殖させたブリーダーの男性(37)が廃業届を市に提出したことが分かった。大半の猫は不妊手術をしておらず、今...

保護団体とブリーダー直譲渡の違い

人気犬種などは、頭数が多いため繁殖引退犬の数が多いと思われます。

その点、特殊犬種や、希少犬種などは出会える確率が低いと思われます。

しかし繁殖引退犬は、個別のニーズに応じた譲渡を行っている施設も多いので、あきらめずに情報を収集することが重要です。

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保護団体から繁殖引退犬を迎える手順

動物愛護センターとは、各都道府県の保健所が管理する動物保護施設です。

ここでは、保護された動物(繁殖引退犬も含む)の健康管理、しつけ、譲渡活動が行われています。

動物愛護法に基づき、センターは虐待や遺棄された動物を保護しています。

新たな飼い主への譲渡を行うことで、動物の命を守る重要な役割を果たしています。
保健所から繁殖引退犬を引取る方法

保健所が管轄する動物愛護センターから引き取る手順は以下の通りです。

動物愛護センターから引き取る手順
  • STEP1
    受付

    まず、センターに訪問し、受付を行います。必要な書類や手続きについて案内を受けます。

  • STEP2
    講習を受講

    譲渡を希望する場合、動物の飼育に関する基本的な講習を受ける必要があります。

  • STEP3
    マッチング

    センターが提供する譲渡可能な動物のリストを確認し、自分に合った犬を選びます。

  • STEP4
    譲渡決定

    家庭訪問や飼育環境の確認が行われ、その後正式に譲渡が決まります。

登録団体から引取する方法

ボランティアの登録団体から直接引き取る場合、一般的には以下のような手順になります。タイムライン

ボランティア団体から犬を引き取る手順
  • STEP1
    Webサイトなどで里親募集案内を確認イトル

    団体のウェブサイトやSNSで里親募集情報を確認します。

  • STEP2
    お気に入りの子を見つける

    自分の生活スタイルに合う犬を見つけ、興味を持ちます。

  • STEP3
    応募

    募集要項に従って応募し、必要な情報を提供します。

  • STEP4
    トライアル

    実際に犬と生活してみて、問題がないか確認します。

  • STEP5
    譲渡決定

    トライアル期間を経て問題がなければ、正式に譲渡が決まります。

※譲渡条件は自治体によって異なります。詳しくはお住まいの地域の動物愛護センターのWebサイトをご確認ください。

里親になるれる条件

東京都動物愛護センターの犬を迎える条件を以下に記します。

都内にお住まいの20歳以上60歳以下の方リストかな

  • 現在、犬や猫を飼育していない
  • 家族の中に動物に対するアレルギーを持つ者がいない
  • 家族全員が動物を飼うことに同意している
  • 最期まで責任を持って飼い続けることができる
  • 経済的、時間的に余裕がある
  • 動物に不妊去勢手術による繁殖制限措置を確実に実施できる
  • 集合住宅・賃貸住宅の場合は、規約等で動物の飼育が許されている

動物愛護センターの譲渡条件が厳しい

先日、Yahoo!知恵袋でこんな質問を見かけました。

質問者
質問者

「保護犬を迎えたいけど、譲渡条件が厳しい…。
お宅訪問の際にどんな準備が必要ですか?」

保護犬を迎えたいのですが譲渡条件厳しいと思うのですが、お宅訪問とかされる時に事前準備とかした方がいいでしょうか?室内犬の場合、例えば柵とか... - Yahoo!知恵袋
保護犬を迎えたいのですが譲渡条件厳しいと思うのですが、お宅訪問とかされる時に事前準備とかした方がいいでしょうか?室内犬の場合、例えば柵とかゲージまだ飼えるわけでは無いので要らないでしょうか? その他有りますか? 犬ではなく保護猫施設で働いて...

質問者さんは、まだ犬を迎えていない段階で「柵やケージはもう設置しておいた方がいいのか?」と悩まれていました。

私の答え保護犬や犬を飼うときに大事なのは、「犬が落ち着ける空間」を用意してあげること。

それは柵やケージ、トイレの位置、お水の置き場所など、犬の生活をイメージして準備することから始まります。

仮に譲渡が成立しなかったとしても、その準備が「無駄になる」ことはありません。

むしろ、自分の覚悟や生活スタイルと向き合う良い機会にもなりそうです。

愛護団体が犬の譲渡条件を厳しい訳

犬の福祉を守るためや、譲渡後の生活が安全で安定したものになるようにするためです。

過去の問題を防ぎ、長期的に犬が幸せに過ごせる環境を確保することが目的です。

保護団体とブリーダーの迎える条件の違い

項目保護団体ブリーダー
年齢制限20歳以上~60歳以下が多い(団体による)制限なしの場合が多いが、健康面で飼育可能な年齢を求めることも
居住条件ペット可物件・持ち家(集合住宅は規約確認必須)ペット可物件ならOKな場合が多い
飼育経験犬の飼育経験を必須条件にしている団体もある未経験でも説明や指導で可の場合が多い
家族構成家族全員の同意が必要。未就学児がいる場合は譲渡不可のことも基本は家族の同意が必要だが、未就学児がいても譲渡可のことが多い
留守時間1日4~6時間以内を推奨(長時間留守は譲渡不可のことが多い)留守時間については比較的緩やか
譲渡前準備ケージ・柵・トイレ等を事前に用意(お宅訪問で確認)引き渡し当日までに準備すればよい場合が多い
健康管理条件不妊去勢手術・ワクチン接種・フィラリア予防を義務化引き渡し時に済ませているか、譲渡後の実施を条件にする場合が多い
譲渡費用2〜5万円程度(医療費・活動費など)無償または実費(ワクチン代など)
トライアル期間あり(1〜2週間程度)基本的になし(直接譲渡)
契約書 必須(譲渡契約書を交わす) 簡易書面または口約束のこともある
迎えるまでの期間審査やトライアルで時間がかかるトライアル期間がある場合もあるが1週間程度

迎える前に準備しておきたいこと

心の準備

焦らす、ゆっくり慣れる姿勢を

繁殖引退犬は「異世界」に来た状態です。

環境に慣れるには時間がかかります。

本人から歩み寄ってくるまで待ちましょう。

家族全員でい受け入れる心構えを

  • 家族全員で犬に接するルールを決めておく。
  • 役割分担も考えておけばスムーズです。

 

道具の準備(最低限必要な物)

  • ケージ
  • 犬にとっての家の役割
  • 柵(ペット用ゲージ)
  • 万が一の脱走防止対策
  • トイレ
  • 犬がトイレするために必要
  • トイレ用消臭スプレー
  • トイレ失敗時の掃除用
  • 食器
  • 食器(水・ご飯用)
  • ドックフード
  • ブリーダーと同じものを用意するのがベスト
  • リード、首輪orハーネス
  • 散歩の練習のために必要
  • おやつ
  • ご褒美として活用
  • 安全対策

誤飲防止

  • 犬の口に入りそうなサイズの物は片付ける。
  • 危険な場所にはガード
  • 目が見えない犬の場合は、机の足などにス ポンジを貼ってガードする。

危険な場所の封鎖

階段やキッチンには事故がおこる事もある ので柵を設置してください。

体験談 : 笑ちゃんの場合(ブリーダー経由との比較)

私たちと暮らしている元繁殖犬「笑みちゃん」は、ブリーダーさんの里親募集を通じて迎えました。

というのも、笑みちゃんは日本ではなかなかお目にかかれない「ブリュッセル・グリフィン」という希少犬種だったからです。

実はそれまでに、何度か譲渡会に参加したり問い合わせたりもしていたのですが、なかなかご縁がありませんでした。

最終的にはブリーダーさんの里親募集からご縁をいただく形になりました。

迎え方は違っても、「繁殖引退犬」という点は同じです。

繁殖引退犬には、一般的な保護犬とはまた少し違った背景や生活習慣があるように感じています。

笑みちゃんも、最初のころはまったくお散歩に行きたがらず、吠えることもまったくありませんでした。

そんな笑みちゃんも、今では我が家に来て約1年半。元気に私にだけですが、吠えるようになりました(笑)

仕事から帰ると、吠えながら尻尾をブンブン振ってくれる姿に、毎日癒されています。

まとめ|焦らず、寄り添って、一緒に成長しよう

今回は、保健所や保護施設から繁殖引退犬を迎える方法を解説しました。

繁殖引退犬をどのような形で迎えるにしても、新しい環境に馴染むまでは、時間がかかります。

「焦らずに、寄り添って、一緒に生活していく」。これが1番のポイントです。

けして、繁殖引退犬に同情するのでは無く、第2の人生をお互い楽しく過ごせるように生活していきましょう。

小さな一歩かもしれませんが、その一歩が犬の新しい人生の始まりです。ぜひ、ご自身のペースで準備を進めてください。

📖 全7回シリーズ|繁殖引退犬の迎え方

繁殖引退犬を迎えるまでのステップを、順を追って解説しています。

▶ STEP0:幸せのカタチ
▶ STEP1:繁殖引退犬とは?
▶ STEP2:迎える前の判断材料
▶ STEP3:迎える準備と費用
▶ STEP4:犬舎見学チェックリスト
▶ STEP5:心の距離ゆっくり縮まる
▶ STEP6:迎えた後のやるべきこと

🐾もっと知りたいあなたへ|「Whyシリーズ」

犬と暮らす中で、ふと感じる
「なんでだろう?」
そんな疑問を、繁殖引退犬・笑ちゃんとの日々を通してやさしく解き明かします。

笑みちゃん
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