
散歩は楽しいはずなのに、うちの子がなんだか元気がない…。
実は、犬にとって“散歩がストレスになる”こともあります。
この記事では、ストレスが溜まる理由と、気持ちよく発散できる散歩のコツを紹介します。
これは「Whyシリーズ」のひとつ。 犬との暮らしでふと浮かぶ「なんで?」を、体験を交えて書いています。
この記事でわかること
散歩がストレスになる理由

散歩は本当にストレス解消になる?
車の音や人混みなど、犬が怖がる刺激が多いと散歩は「怖い時間」に変わります。
犬の性格や体調に合わない散歩は、心にも体にもストレスを与えてしまいます。
犬が嫌いな音をしることで構築できる信頼関係▶ 雷や花火にパニック?犬が嫌がる音・言葉と安心させるコツ散歩が負担になるとき
散歩はリフレッシュの時間ですが、犬によっては負担になることもあります。
無理に続けると「散歩=嫌なこと」と覚えてしまうので気をつけたいですね。
犬のストレスサインを見抜く

ストレス時のしぐさ
あくびやペロッと舌を出すのは、緊張を和らげるサインです。
しっぽを巻いたり目をそらすのも
「ちょっと不安だよ」の合図なんです。
散歩のやりすぎサイン
帰宅後ぐったり眠り続けたり、翌日の散歩を嫌がるのは“やりすぎ”のサイン。
人と同じで、楽しいことも過ぎれば疲れに変わってしまいます。
飼い主がやりがちなNG行動

ニオイかぎを制限する
犬にとってニオイをかぐのは情報収集そのもの。
引っ張るからと止めすぎると、散歩がつまらない時間になります。
飼い主主導にならない散歩
犬まかせで歩くと、リードが張りっぱなしに。
自由に見えて実は緊張の連続で、かえって疲れてしまいます。
無理に他の犬と挨拶させる
犬にも「今は近づきたくない気分」があります。
無理に挨拶させると、不安や警戒心が強まってしまいます。
飼い主の気持ちが伝わる瞬間

飼い主の気分が影響する理由
犬は人の声のトーンや体の動きを敏感に感じ取ります。
散歩中にイライラしていると、
その緊張がリードを通して犬に伝わり、不安やストレスの原因になります。
散歩を“心の時間”に
飼い主がリラックスして歩くだけで、犬も安心しやすくなります。
散歩は体を動かすだけでなく、飼い主と犬の心を整える時間にもなるんです。
散歩できない日の発散法

室内遊び・知育トイで発散
頭を使う遊びは、散歩と同じくらい良い刺激になります。遊びながら「できた!」を積み重ねることで、自信にもつながります。
犬ストレス発散おもちゃ
噛む・引っ張るといった本能的な動きを満たすおもちゃは、心のもやもやを吐き出す手助けになります。家具をかじる防止にも効果的です。
犬を落ち着かせるマッサージ
耳の付け根や背中をなでるだけでも、リラックス効果があります。飼い主の手で安心を感じられることが、最大の癒やしです。
散歩の基本といい効果

心の安定にもつながる散歩
散歩は筋肉や体力をつけるだけでなく、外の音や景色に慣れる練習にもなります。
知らない世界に少しずつ触れることで、不安が和らぎ心が落ち着いていきます。
繁殖引退犬の散歩変化(実例)
笑ちゃんを繁殖引退犬として迎えた頃は、筋力も社会性もほとんどありませんでした。
初めての散歩時は、固まって一歩も歩けませんでした。
毎日の散歩で少しずつ外に慣れ、今では15分程度の散歩が私とできるようになりました。
散歩時間と回数の目安

体調や性格に合わせて“うちの子基準”で考えてあげましょう。
| 犬のサイズ | 散歩の頻度 | 1回の目安時間 | 準備のポイント | 季節ごとの注意点 |
| 小型犬 | 1日1〜2回 | 20〜30分 | 首に負担が少ないハーネスがおすすめ | 夏はアスファルトの熱、冬は冷えすぎに注意 |
| 中型犬 | 1日1〜2回 | 30〜40分 | 引っ張り防止リードで安全に | 夏は朝夕の涼しい時間帯に、冬は防寒を意識 |
| 大型犬 | 1日2回 | 40〜60分 | 体に合った頑丈なリード必須 | 夏は熱中症リスクが高いので短め+休憩多め |
サイズごとに目安はあるけれど、これ以上歩くと逆にストレスになる子もいます。
散歩を楽しむコツ

散歩ルートの選び方
いくつかの道を試してみて、犬がスムーズに歩けるコースから始めるのがおすすめです。
安心できるルートを選ぶと「散歩=楽しい」と学びやすくなります。
静かな時間に歩く
警戒心が強い犬は、人や車が少ない時間に歩くと落ち着いて過ごせます。
刺激を減らすと不安よりも「外は安全」と感じやすくなります。
散歩を“楽しみの時間”に

歩く時間が、絆を深める時間に散歩は「行かなきゃいけないこと」ではありません。
「一緒に楽しむ時間」と考えるだけで気持ちが変わります。
犬にとっても、飼い主が楽しそうに歩く姿は安心につながります。
📖 全7回シリーズ|繁殖引退犬の迎え方
繁殖引退犬を迎えるまでのステップを、順を追って解説しています。
▶ STEP0:幸せのカタチ▶ STEP1:繁殖引退犬とは?
▶ STEP2:迎える前の判断材料
▶ STEP3:迎える準備と費用
▶ STEP4:犬舎見学チェックリスト
▶ STEP5:心の距離ゆっくり縮まる
▶ STEP6:迎えた後のやるべきこと
🐾もっと知りたいあなたへ|「Whyシリーズ」
犬と暮らす中で、ふと感じる
「なんでだろう?」
そんな疑問を、笑ちゃんとの日々を通してやさしく解き明かします。

あなたの愛犬の
「なんでだろう?」
教えてください。
注目記事

最後まで読んでくれてありがとう!
下のバナーを押してもらえると、更新の励みになります


コメント