
「えっ、昨日までなんともなかったのに…?」

梅雨になると、急に赤くただれた湿疹ができて驚くこと、ありませんか?
それ、“ホットスポット”かもしれません。
この記事は、笑ちゃんが感じる「なんでだろう?」を書いていきます。

「なんでだろう?」ストレスなのか背中に違和感があるな
実はこの時期、犬の皮膚はとってもデリケート。
湿気・ストレス・免疫の低下が重なると、あっという間に皮膚炎が悪化してしまうことも。
でも大丈夫。
原因を知って、ちょっとした習慣を変えるだけで、ちゃんと予防できます。
この記事でわかること
急にできる赤くてジュクジュクした湿疹

ホットスポットは、短時間で一気に悪化する皮膚炎です。
かゆみや違和感から犬が舐めたりかいたりして、傷が広がります。
ホットスポットの主な症状と見分け方
赤くただれた部分がジュクジュクし、毛が抜けるのが特徴です。
犬がしきりに気にしていれば、早めにチェックしてみてください。
放っておくとどうなる?悪化のリスク
かき壊しや細菌感染で、炎症が広がることもあります。
特に皮膚の弱い犬や免疫力が下がっている子は要注意です。
梅雨にホットスポットが増える理由

雨で散歩が減る→ストレスでなめ壊す
梅雨は外に出る時間が減り、犬が退屈や不安を感じやすい季節です。
そのストレスで自分の体を舐めすぎて、皮膚を傷つけてしまうことがあります。
湿気が大敵!皮膚が蒸れて雑菌が増える
湿った環境は、皮膚のバリアが弱くなる原因です。
蒸れた皮膚に雑菌が増えると、かゆみや炎症が起きやすくなります。
免疫力が落ちていると悪化しやすい
特に繁殖引退犬は、これまでの生活環境から体力や免疫力が低下していることが多いです。
だからこそ、梅雨の時期はいつも以上に体調管理が大切になってきます。
梅雨の体調不良や、免疫力低下を防ぐためのヒントを紹介しています。
繁殖引退犬が皮膚トラブルに弱いワケ

過去の飼育環境による皮膚の弱さ
狭いケージや不衛生な場所での生活が長いと、皮膚のバリア機能が弱くなりがちです。
もともとの体質に加えて、毛づやや皮膚の回復力も落ちている場合があります。
実は、梅雨の時期に体調を崩しやすい犬の中には、繁殖引退犬のように免疫力が弱っている子もいます。
記事はこちら▶︎繁殖引退犬の免疫力が低下する理由とは?犬の梅雨時期の体調不良と対策ストレスと免疫低下が重なりやすい
新しい環境に慣れるまで、繁殖引退犬はずっと気を張っています。
そのストレスで免疫力が下がると、皮膚トラブルが出やすくなるんです。
笑みちゃんの実体験
我が家では毎日散歩のあとにブラッシングをしていますが、
梅雨になると、笑みちゃんの背中に小さな赤いポツポツが出ることがありました。
先住犬のときは手をよく舐めていたのに、当時はそこまで気にしておらず、
今思えば、あれもホットスポットのはじまりだったのかもしれません。
散歩後は手を乾かそう|ドライヤーのすすめ

足先が濡れたままだと雑菌が繁殖しやすい
地面を歩いたあとの足は、汚れと湿気がたまりやすい場所。
そのままにすると雑菌が増えて、皮膚トラブルにつながることもあります。
ホットスポットを防ぐ「乾かすケア」の重要性
皮膚が湿ったままだと、赤くただれたホットスポットができやすくなります。
しっかり乾かすだけで、予防につながるシンプルなケアです。
ドライヤーの使い方と嫌がる子への工夫
風は「弱」で、少し離して当てるのがポイント。
苦手な子には、音を遠ざけたり、おやつで気をそらすのも効果的です。
乾かす時間もふれあいタイムにしよう
ただ乾かすだけでなく、やさしく声をかけながら触れる時間にもなります。
犬にとっても安心感が生まれて、信頼関係づくりにもつながります。
ホットスポットを防ぐ家庭ケア4選

毎日のブラッシングで皮膚チェック
毛をとかすことで、抜け毛や皮膚の異変に早く気づけます。
小さな赤みやポツポツも、毎日見ていれば見逃しにくくなります。
濡れた部位はその都度しっかり乾かす
雨の日の足先や、お風呂上がりの耳まわりなどは特に注意。
湿ったままだと雑菌が増えて、かゆみや炎症につながります。
ストレス発散には室内遊びが効果的
運動不足がストレスになると、舐め壊しの原因に。
梅雨時期は、室内での遊びや知育トイで気分転換を。
免疫を支える食事とおやつ(Wan!to seeなど)
体の内側が元気だと、皮膚の回復力も上がります。
栄養バランスの良いフードや、目の健康を考えたおやつもサポートに。
病院に行くタイミングと治療法

赤みやかゆみが1日で悪化する場合は注意
ホットスポットは進行が早く、あっという間に広がることも。
1日たって赤みやジュクジュクがひどくなるなら、迷わず受診を。
動物病院での治療法(外用薬・抗生剤など)
治療は主に塗り薬や、ひどい場合は抗生物質で炎症をおさえます。
かゆみ止めや消毒など、症状に合わせたケアを受けられます。
大切な命と向き合う中で、「別れ」が心に残る方も多いのではないでしょうか。 記事はこちら▶︎ペットロスを受け入れた5つのステップ|先住犬との別れと心のリハビリ笑みちゃんが通院したときの流れ
笑みちゃんは耳が垂れていて、蒸れやすいタイプ。
月1回の通院では、皮膚や耳の状態も一緒に診てもらっています。
梅雨に負けない!皮膚と心のケアまとめ

湿気対策+信頼関係で乗り越える
湿気が増えると皮膚トラブルが出やすくなりますが、
日々のケアと、犬が安心できる関係づくりが予防につながります。
「小さな変化」に気づける飼い主を目指そう
ちょっとしたかゆみや、いつもと違うしぐさがサインになることも。
毎日のふれあいで、犬の“いつも”を知っておくのが一番の予防策です。
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