
「おもちゃで遊ばない…うちの子、大丈夫かな?」
「せっかく買ったのに全然遊ばない…」
そんなふうに感じたこと、ありませんか?
特に繁殖引退犬は、これまで「遊ぶ」という経験をしてこなかった子も多くいます。

「遊ばない=なついてない?」
不安になる方もいるかもしれません。でも大丈夫。
遊ばない理由にはちゃんとした背景があり、信頼関係ができると少しずつ変わってきます。
この記事では、繁殖引退犬がなかなか遊ばない理由や、遊びに興味を持ってもらうための工夫を、実体験を交えて詳しくご紹介します。
この記事でわかること
繁殖引退犬がおもちゃで遊ばないのはなぜ?

想像と違う?おもちゃに無関心な犬たち
繁殖引退犬と暮らし始めると、
「おもちゃに興味を示さない」ことに驚く方も多いと思います。
うちの笑みちゃんもそうでした。
ボールを転がしても、ぬいぐるみを見せても、ただ見つめるだけ。
「犬ってこう…走り回るんじゃないの?」と思っていた私にとって、まさに想像と違う現実でした。
そこには、ちゃんと理由があるんです。
笑みと、ぼくのシリーズ。我が家に繁殖引退犬を迎えた話▶ 全7回シリーズ 繁殖引退犬の迎え方【理由①】おもちゃの存在を知らない
繁殖犬だった子たちは、「遊ぶ」という概念そのものを知らないことが多いです。
ケージ中心の生活で、人と触れ合う機会もほとんどないまま過ごしてきたため、
ボールやぬいぐるみを見ても
「それ、なに?」状態。
▶ 笑みちゃんの場合
音が鳴るおもちゃに興味を示したので渡してみたところ……
あっという間に破壊(笑) 耳の部分をガジガジ噛んでバラバラに。
【理由②】警戒心やトラウマがある
繁殖引退犬は、新しい環境に対して非常に慎重。
特に音や動きのあるおもちゃは、警戒や恐怖の対象になることもあります。
ピーピー鳴るタイプよりも、カサカサ系など刺激が少ないもののほうが安心して使えます。
▶ おすすめ:カサカサ音のおもちゃ
梱包材のプチプチのような控えめな音は、刺激が少なくて◎
【理由③】環境に慣れていない・信頼関係が築けていない
「遊ぶ」には心の余裕が必要です。
環境に慣れるまでには時間がかかります。
焦らず、安心できる場所を作ってあげることが第一歩です。
▶ 笑みちゃんのケース
お風呂上がりのテンションが上がったときにおもちゃを投げたら、初めて追いかけてくれました。
おすすめのおもちゃ3選|「初めて」の子でも遊べた!

「うちの子、一生おもちゃで遊ばないのかも…」
そんなふうに感じている方へ。
実は、おもちゃ慣れしていない繁殖引退犬でも興味を示したアイテムがあります。
今回は、笑みちゃんが実際に遊んだ or 反応したおもちゃ3つをご紹介!
ポイントは、
「その子に合ったタイプを選ぶこと」。
たとえば、食いしん坊タイプの笑みちゃんには、食べながら遊べるおもちゃがぴったりでした。

あなたの愛犬にはどのタイプが合いそうですか?
カサカサ音のぬいぐるみ
カシャカシャという控えめな音で刺激が少なく、怖がりな子にもおすすめ。
まずは近くに置いて、匂いをかいでもらうところからスタート!
▶ペティオ (Petio) 犬用おもちゃ モコモコシャカシャカTOY ハリネズミ 超小型・小型犬用おやつを詰めて遊ぶ知育トイ
中にフードやおやつを入れることで、
「食べたい→動かす→楽しい!」という流れに。
笑みちゃんはこれで「おもちゃ=楽しい」と覚えました!
▶JW Pet Company 犬用おもちゃ ベイビー ホーリーローラー ピンク歯に優しいソフトタイプ
転がしたり、噛んだり、引っぱったり。
一つでいろんな遊び方ができる万能型!
やわらか素材で歯にもやさしいのが嬉しいポイントです。
▶PLATZ PET SUPPLISES&FUN(プラッツ) 犬用おもちゃ サーカスボール 小型犬 Sサイズ【実体験】笑みちゃんはこうだった

我が家に來たばかりの笑みちゃんは、おもちゃにまったく反応しませんでした。
先住犬と同じ感覚でいろいろ買い揃えましたが、どれも無関心…。
でもある日、おやつ(アキレス腱)をあげたら、嬉しそうに走って持っていったんです。
笑ちゃん大興奮の玩具はこちら▶ JW Pet Company 犬用おもちゃ ベイビー ホーリーローラー ピンクボールにおやつを詰めて転がしてみたら…
まさかの追いかけ!
そして前足でボールを押さえて、懸命におやつを取り出していました。
「これは、遊びに繋がるかも」そう感じた瞬間でした。
繁殖引退犬が遊べるようになるための接し方

無理に遊ばせようとしない
遊び方がわからない、あるいは不安を感じている可能性も。
まずは犬のペースに合わせて、そっと寄り添うことが大切です。
信頼関係を少しずつ築いていく
優しく名前を呼ぶ、ゆっくり近づく、嫌がることはしない
こうした日々の小さな積み重ねが、信頼関係を作っていきます。
仕事や家のことに追われて、犬とゆっくり過ごす時間がない… そんな日々に、ふと罪悪感を覚えることはありませんか? ▶忙しくても犬と心を通わせる方法|たった数分で絆が深まる5つの習慣【実体験】「一緒にいる時間」=遊びのはじまり
散歩をする、一緒に庭を歩く、となりに座る
これらもすべて、犬にとっての「遊び」になり得る大切な時間です。
まとめ|遊ばないのは“当たり前”。焦らずその子のペースで

おもちゃで遊ばない犬、
それは決して「異常」でも「問題」でもありません。
背景には、遊びの経験がなかったことや、環境に慣れていないことがあります。
焦らず、比べず、少しずつ信頼関係を育てていくこと。
それが「遊びたい気持ち」を育てる第一歩になるはずです。
我が家がそうだったように、ダメだと思って試して見たら少し反応してくれた。
この少しの反応が、飼い主にとってどれほどハッピーか、皆さんもしってますよね
おまけ:遊びってなんだろう?
犬にとっての「遊び」は、おもちゃだけじゃありません。
一緒に歩く、寄り添って眠る、そばにいる
そのすべてが、彼らにとっての“楽しい時間”になることもあります。
繁殖引退犬にとって、あなたと過ごす日常こそが「最高の遊び時間」なのかもしれませんね。
📖 全7回シリーズ|繁殖引退犬の迎え方
繁殖引退犬を迎えるまでのステップを、順を追って解説しています。
▶ STEP0:幸せのカタチ▶ STEP1:繁殖引退犬とは?
▶ STEP2:迎える前の判断材料
▶ STEP3:迎える準備と費用
▶ STEP4:犬舎見学チェックリスト
▶ STEP5:心の距離ゆっくり縮まる
▶ STEP6:迎えた後のやるべきこと
🐾もっと知りたいあなたへ|「Whyシリーズ
犬と暮らす中で、ふと感じる
「なんでだろう?」
そんな疑問を、繁殖引退犬・笑ちゃんとの日々を通してやさしく解き明かします。

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