
「なんだか最近、かゆがることが増えた?」
「この時期になると、体調を崩しやすい気がする…」

保護犬や繁殖引退犬はもともと免疫力が下がりやすい背景を持っています。
そして梅雨の時期は、その免疫力にとってさらに厳しい季節。湿気や細菌が体調不良の引き金になることも。
この記事は、笑みちゃんが感じる「なんでだろう?」を書いていきます。

「なんでだろう?」この時期になると体が疲れてしょうがない
この記事でわかること
繁殖引退犬の免疫力が低い理由とは?

免疫力が重要な理由
免疫はウイルスや細菌から体を守るしくみ。
下がると皮膚炎や感染症のリスクが高まります。
→ 獣医師監修による犬の免疫力アップ方法 も参考になります。
免疫(※ウイルスや菌から体を守る“防衛チーム”のような働き)
繁殖環境によるストレスの影響
ケージ中心の生活や運動不足は、犬にとって大きなストレスになります。
このストレスが長く続くと、免疫力が下がりやすく、体調を崩しやすくなることも。
うちでは笑みちゃんのケージは簡易的なものにしています。
「安心できる場所」だけど、「閉じ込めない」ことを大事にしています。
部屋の中を自由に動けるようにして、好きな場所でくつろげるように。
季節に合わせて、自然と自分の“休憩ポイント”を見つけています。
栄養不足と免疫力の関係
栄養管理が不十分な場合、免疫細胞の働きに必要な栄養素(ビタミン・ミネラルなど)が不足しやすい。
ビタミンやミネラル(※体の調子を整える“潤滑油”のような栄養素)
年齢による免疫機能の低下
引退犬は中高齢が多く、年齢とともに免疫力も自然に落ちていきます。
→ 高齢犬に多い皮膚トラブルやケア方法は、PEPPYのこちらの記事が詳しいです。
免疫機能(※体を守る力のしくみ)
梅雨の時期に免疫力低下がもたらす影響

湿気が繁殖する細菌・真菌とは?
梅雨の湿度は、マラセチア菌やブドウ球菌などの微生物が繁殖しやすい環境。
皮膚や耳などのトラブルの原因になることも。
マラセチア菌(※皮膚にいる常在菌で、増えるとかゆみの原因に)
ブドウ球菌(※化膿や炎症を起こす菌)
真菌(※いわゆるカビの仲間)
免疫力低下で起こりやすい皮膚トラブル
免疫が弱っていると、肌のバリア機能も落ちやすく、外からの菌に負けやすい。
赤みやかゆみ、ジュクジュクとした湿疹が出やすくなる。
バリア機能(※外からの刺激や菌をはね返す力)
笑みちゃんの梅雨の体調変化エピソード
うちの笑みちゃんも梅雨になると、足先をよく舐めるようになりました。
背中に小さなできものがポツポツ。気になって病院で相談してみました。

「湿気と免疫の低下で、皮膚が弱っているのかもしれませんね」
それをきっかけに、保湿や乾燥ケアを始めたところ、舐める回数が少しずつ減ってきました。
繁殖引退犬の免疫力を高める日々のケア方法

ストレス軽減のポイント
ストレスは免疫力を下げる大きな原因。
穏やかな環境作りや、愛犬のペースに合わせた接し方が大切です。
バランスの良い栄養摂取とサプリメントの活用
栄養不足は免疫低下を招くため、良質なタンパク質やビタミンをしっかり摂りましょう。
必要に応じて免疫サポートのサプリも検討を。
梅雨時の散歩後のケア方法
湿気が多い梅雨は皮膚トラブルの原因に。
散歩後はしっかり乾かし、清潔を保つことで菌の繁殖を防げます。
定期的な健康チェックの重要性
免疫力低下は病気のサインかも。
獣医師の健康診断で早期発見・対策が免疫維持につながります。
笑ちゃんは毎月、動物病院で健康診断を受けてます。
まとめ:梅雨の時期は免疫力ケアがカギ!

免疫力を意識した生活のすすめ
梅雨の湿気やストレスは免疫力を下げやすい。
栄養・休息・清潔をしっかりと。毎日のケアが愛犬の健康維持に直結します。
「ホットスポットの原因と予防法」
ジメジメした季節に悪化しがちな“ホットスポット”。
その原因や、日常でできる予防法を詳しくまとめました。
実際のケア方法や笑みちゃんの体験談もご紹介!
▼詳しくはこちら
この記事で出てきたミニ用語一覧
用語 | 説明 |
免疫 | ウイルスや菌から体を守る力 |
マラセチア菌 | 皮膚にいる菌の一種。湿気が多いと増えてかゆみの原因になる |
バリア機能 | 皮膚が外敵から体を守るチカラ |
ビタミン・ミネラル | 体の調子を整える栄養素 |
サプリメント | 食事で足りない栄養を補うための食品 |
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