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犬が散歩で引っ張る理由と直し方|繁殖引退犬にもやさしい改善法

笑ちゃんの場合、パートナーと行くと引っ張りますが、私とだと立ち止まることもあります。.png 犬との暮らし・しつけ
カーブ
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うちの子、散歩のたびに引っ張ってしまう…」と悩む飼い主さんは少なくありません。

犬が散歩で引っ張るのは、本能や不安が関係していることも。

この記事では、引っ張りの原因とやめさせ方をやさしく紹介。

繁殖引退犬にも安心して使える、穏やかなトレーニング法です。

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教科書通りにはいかない。だから、おもしろい。
笑みちゃんとの暮らしを通して、
このブログが「一歩踏み出すきっかけ」になりますように。
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この記事でわかること

  • 犬が散歩で引っ張る理由:刺激や本能、運動不足など背景がわかる
  • 引っ張り放置の危険性:首や体への負担、事故のリスク
  • 横について歩くメリット:安心感が生まれ、散歩が快適に
  • 引っ張り癖を直す方法:ハズバンダリートレーニングで安全に改善
  • 犬に負担をかけず学ばせるコツ:力で戻さず、選択させて自発的に学習

犬は引っ張ってもいい?

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引っ張りは本能

犬は匂いや音にすぐ反応してしまう生き物。

散歩中に前へ前へと行きたがるのは、本能的に“世界を探検したい”気持ちの表れです。

放置のリスク

ただし強い引っ張りは、首や呼吸に負担をかけます。

飼い主が転倒したり、思わぬ事故につながるリスクもあるため。

自然だから放っておく」で済ませるのは危険です。

横並びで安心

横に並んで歩けると
飼い主と一緒なら安全」と犬は学びます。

これは安心感につながり、散歩そのものがより心地よい時間になっていきます。

引っ張る主な理由

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外の刺激に夢中

散歩中は匂いや音、ほかの犬など新しい刺激がいっぱい。

犬はそれに反応してグングン前に進みたくなります。

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笑ちゃんの場合、パートナーと行くと引っ張りますが、私とだと立ち止まることもあります。

前に出るクセ

リードが緩いまま前に出られると、犬は「前に行くと進める」と学習してしまいます。

習慣化すると、つい引っ張り続ける行動になります。

運動不足やストレス

十分に運動できていなかったり、家の中で刺激が少ない犬は、散歩中にエネルギーを発散しようと引っ張ることがあります。

リードが合図に

人がリードで引っ張ると犬は
引っ張れば前に行ける」と勘違いすることも。

犬にとっては、リードの扱い方が行動の手がかりになっているのです。

興奮で走り出す

外の景色や匂いに夢中になると、犬は気持ちを抑えきれず前へ走ろうとします。


散歩が楽しくて仕方ないサインでもあります。

繁殖引退犬が引っ張る理由

不安や緊張から早く歩こうとする

繁殖引退犬は、外の音や景色にまだ慣れていません。

怖い場所から離れたくて、ついリードを強く引いてしまうことがあります。

まずは静かな道で短く歩くことから。

大丈夫だよ」と声をかけながら安心を積み重ねていくと、少しずつ落ち着いて歩けるようになります。

笑ちゃんの場合は犬を見かけたら、逃げるか、固まるかのどちらかです。

散歩コースを変える

いつも同じ道だと刺激が少なく、引っ張りぐせが抜けにくいことがあります。

安全な範囲でコースを少し変えると、犬の注意が分散し、落ち着いて歩けるようになります。

慣れた道と新しい道を組み合わせて、無理のないペースで変化をつけましょう。

実例:引っ張り癖の直し方

笑ちゃんの場合、パートナーと行くと引っ張りますが、私とだと立ち止まることもあります。03.png
alt=" 笑ちゃんの場合、パートナーと行くと引っ張りますが、私とだと立ち止まることもあります。"

ブルドッグの実例

我が家の先住犬は散歩中にマーキングが大好きで、よく前に引っ張っていました。

そこで試したのがハズバンダリートレーニングです。

Uターン練習法

Uターン練習術
  • STEP1
    犬が引っ張り始めたら

    犬が引っ張った瞬間に、進行方向とは逆にUターンするか、その場で立ち止まります。

  • STEP2
    犬が飼い主を見たら

    犬がリードを緩めて飼い主に注意を向けたら、
    前に進める/ご褒美を与えます。

  • STEP3
    繰り返し実践

    この繰り返しで、
    犬は「引っ張るよりもリードを緩めた方が気持ちいい」と学習します。

ハズバンダリートレーニングを詳しく知りたい方はこちら、日常のしつけにも利用可能▶
犬の歯磨き・爪切りがラクになる!ハズバンダリートレーニングの基本と実践法

報酬で横について歩く

Uターンは叱るためではなく、犬に正しい選択肢を示すサイン

止まる→緩める→報酬」の流れを一貫させることで、徐々に引っ張り癖が改善されます

引っ張りをやめさせる方法

笑ちゃんの場合、パートナーと行くと引っ張りますが、私とだと立ち止まることもあります。04.png alt=" 笑ちゃんの場合、パートナーと行くと引っ張りますが、私とだと立ち止まることもあります。"

止まってリードを緩めよう

犬が引っ張ったら、その場で止まります。

リードが緩んだ瞬間に歩き出すことで、
引っ張っても進めない」と学習します。

ごほうびで横歩き習慣

おやつや声かけで犬を横に誘導しながら歩きます。

楽しい体験と結びつけることで、自然と横について歩く習慣がつきます。

ハーネスを使おう

首に負担がかかる首輪より、胴に負担を分散できるハーネスが安全です。

リードと一緒に使うことで、引っ張り癖の練習もしやすくなります。

静かな場所で練習

最初は家の近くや人通りの少ない場所で練習すると、犬が落ち着いて学びやすくなります。

少しずつ環境を変えてステップアップしましょう。

ハズバンダリーをもっと知る

犬とのコミュニケーションや引っ張り癖改善の具体例は、田中雅絋氏の書籍でも詳しく解説されています。

実際の手順や応用例も豊富なので、「もう少し具体的に学びたい」という方はチェックしてみてください。

👉 犬との絆を育てるコミュニケーション術(Amazon)

リードコントロールも選択練習

リードを使った操作も、犬に「どっちに動くか」を選ばせる練習です。

自分で選ぶことで、犬は納得して行動を変えやすくなります。

無理に引っ張り返さない

力で戻すのではなく、
犬が自分で「リードを緩めると進める」と気づくのがポイント。

叱らず、犬が自ら学ぶ環境を作ります。

まとめ|引っ張り癖改善のコツ

犬が散歩で引っ張るのはなぜ?原因と直し方|やさしいハズバンダリートレーニング入門04.png alt=" 犬が散歩で引っ張るのはなぜ?原因と直し方|やさしいハズバンダリートレーニング入門"

引っ張りは自然だけど危険

犬の引っ張りは本能によるものですが、放置すると首や体に負担がかかり、事故のリスクにもつながります。

原因を理解して改善できる

止まる・ごほうび・環境づくり」の組み合わせで、引っ張り癖は徐々に改善可能です。

ハズバンダリートレーニングで安心散歩

犬が自分で選択して行動する環境を作ることで、散歩がより楽しく、安心な時間になります。

📖 全7回シリーズ|繁殖引退犬の迎え方

繁殖引退犬を迎えるまでのステップを、順を追って解説しています。

▶ STEP0:幸せのカタチ
▶ STEP1:繁殖引退犬とは?
▶ STEP2:迎える前の判断材料
▶ STEP3:迎える準備と費用
▶ STEP4:犬舎見学チェックリスト
▶ STEP5:心の距離ゆっくり縮まる
▶ STEP6:迎えた後のやるべきこと

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