
「うちの子、どんな言葉が嬉しいんだろう?」
そんなふうに思ったことはありませんか?

犬は人間の言葉をすべて理解しているわけではありませんが、
声のトーン、リズム、そして言葉に込められた“気持ち”にはとても敏感です。
「大好きだよ」「いい子だね」そんなひと言が、犬にとっての安心や喜びにつながることも。
本記事では、以下のような内容をお届けしていきます。
- 犬が喜ぶ言葉・音ランキング
- 声のかけ方ひとつで変わる反応の違い
- 逆効果になる声かけ・NGワードとは?
- 実際に我が家の笑みちゃん(元繁殖引退犬)とのやり取りを通して、
心を通わせるコツも紹介します。
犬との絆を深めたい方は、ぜひチェックしてみてください。
この記事でわかること
はじめに|犬は音や言葉に敏感って本当?

犬は、1km先の音も聞こえるほどの優れた聴力を持っています。
さらに、人間よりも広い周波数帯(65Hz~50,000Hz)を聞き取ることができます。
※Hz(ヘルツ)赤ちゃんの泣き声のような高い音は犬も敏感に反応しやすいんです。
私たちには聞こえないような小さな音にも敏感に反応します。
日常生活の中でも、飼い主の声のトーンや言葉の違いをしっかり聞き分けているのです。

実際、うちの笑みちゃんも
「おやつ袋のカサカサ音」にすぐ反応して駆け寄ってきます。
犬にとって音や言葉は、感情や状況を読み取るための大切なヒント。
だからこそ、声のかけ方ひとつで信頼関係が深まるのです。
出典:Yahoo!ニュース|犬の聴覚の仕組み

【犬が好きな言葉ランキング】よく使うと喜ばれるフレーズ5選

おやつ」「ごはん」などの食べ物系
犬が一番ピクッと反応するキーワードといえば、やっぱり食べ物系!
笑みちゃんの場合
「おやつ」と聞いただけで、ウトウトしててもパッと目を覚まし、こちらをじーっと見つめてきます。
“言葉=うれしいこと”がしっかり結びついてる証拠ですね。
「おいで」「いい子」などの褒め言葉
犬にとって、優しいトーンの褒め言葉は最高のごほうび。
声に気持ちを込めて伝えると、それだけで安心感につながります。
笑みちゃんの場合
「いい子だね〜」と声をかけると、少しずつ表情がほぐれていきます。
「お散歩」「遊ぼう」などの行動ワード
行動につながる言葉も、犬にとってはワクワクのサイン。
笑みちゃんの場合
私が「お散歩」と言うと → 吠えて後ろに下がる
パートナーが言うと →しっぽブンブンで寄ってくる
…犬って残酷ですね(笑)
名前を呼ぶときのコツ
特に繁殖引退犬は、名前にネガティブな印象を持っていることも。
だからこそ、呼び方には愛情を込めて。
ポイントはこの5つ!
- 明るくやさしい声で
- 呼んだら“いいこと”がある
- 無理に来させない
- 呼び方は統一(例:「笑みちゃん」)
- 目が合ったらすかさず褒める
笑みちゃんの場合
お迎え後に名前を「笑みちゃん」に変更。ここで内部リンク
最初は無反応でしたが、毎日の声かけで反応がどんどん変化。
今では名前を呼ばれるとしっぽフリフリ!
飼い主の“声のトーン”がカギ
犬は、言葉の意味よりも「声の雰囲気」で気持ちを読み取っています。
笑みちゃんの場合
夜の散歩で固まったときは、やさしく
「大丈夫だよ」「行ってみようか」と声をかけます。
落ち着いた声が、彼女の一歩を後押ししてくれるんです。
参考:日本獣医生命科学大学「動物の音声行動学研究室
【犬が喜ぶ音とは?】生活音や飼い主の声に注目

おやつ袋やリードの音
カサカサというおやつ袋の音。
リードを手に取るカチャッという音は、犬にとって「楽しいことの始まり」の合図。
嬉しい経験と結びついているため、聞こえた瞬間にしっぽを振ったり、目を輝かせたりする子も多いです。
笑みちゃんの場合
笑みちゃんも、おやつの袋の音や冷蔵庫が開く音には敏感です。
何かくれると思うのか、“ダッシュ”して駆け寄ってきます。
音の出るおもちゃの効果
ピーピー鳴るおもちゃは、
犬の好奇心や狩猟本能を刺激し、遊びへの意欲を引き出します。
特に遊び慣れていない犬にとっては、興味を持つきっかけになることも。
音が出ることで「動かすと楽しい」と学び、自然と遊び方を覚えていきます。
笑みちゃんの場合
笑みちゃんは、今のところ玩具には興味がないです。
しかし、新しい音を聞くと首をかしげています。
飼い主の声のトーンと話し方
犬は言葉の意味よりも、声のトーンや話し方のニュアンスを敏感に感じ取ります。
高めでやさしい声は安心感を与え、
「うれしい」「安心できる」といった感情につながります。
名前を呼ぶときや褒めるときは、特に意識してトーンを工夫すると信頼関係が深まります
笑みちゃんの場合
笑みちゃんも、迎えたばかりの頃は無表情で声かけにも反応がありませんでした。
でも、「おいで」「いい子だね」と毎日優しい声で話しかけるうちに、少しずつ耳を向けたり、表情が柔らかくなってきました。
犬の反応を観察しよう|好きな音や言葉の見つけ方

犬が特定の音や言葉に反応するときは、しっぽの振り方や目の輝き、耳の動きなどに注目しましょう。
「名前を読んだり」「よしよし」という言葉で耳がピクっと動き、目が合いやすくなります。
毎日の声かけで“お気に入り”を発見
日常生活の中でいろんな言葉をかけてみましょう。
「なんでこの音が怖いの?」と感じたら、愛犬が怯えるサインとその対処法も知っておきましょう。
たとえば、「おやつにする?」「いい子だね」「いっしょにいようね」など。
反応が良かったものをメモしておくのがおすすめです。
声のトーンやリズムも大事
同じ言葉でも、優しい声や明るいトーンで話しかけると、より好反応が得られることもあります。
逆に低い声や無表情な話し方は怖がらせてしまうかもしれません。
笑みちゃんの場合
我が家の笑みちゃんは、「ごはん」「寝ようか?」といった言葉に特に反応を示します。
「おはよう」や「ただいま」などのちょっとした挨拶も、毎日欠かさず話しかけるようにしています。
少しずつですが、表情がやわらかくなり、目が合う時間も増えてきました。 ▶繁殖引退犬の笑ちゃんを迎えた記録【注意】犬が嫌がる言葉・音との違いにも気をつけて
愛犬が好きな言葉を見つける一方で、「嫌がる言葉」や「怖がる音」にも注意したいところです。
▶︎ なんでこの音が怖いの|愛犬が怯えるサインと向き合う方法「なんでこの音が怖いの?」と感じたら、愛犬が怯えるサインとその対処法も知っておきましょう。
大きな声や強い否定の言葉
(「ダメ!」「こら!」など)は、過去の怖い経験と結びついて、警戒心を高めてしまうことがあります。
多くの犬が苦手とする音の代表格。
表情がこわばる・耳がペタンと寝る・しっぽが下がる…
そんな反応が見られたら、その言葉や音は避けたほうがいいかもしれません。
大切なのは、「この子にとって心地いい言葉や音」を少しずつ見つけていくこと。
笑みちゃんの場合
笑みちゃんを迎えた頃は、掃除機の音がとても苦手でした。
怖がらせないように、掃除中は別の部屋に移動させ、少しずつ音に慣らしていきました。
今では近くで掃除しても落ち着いていられるようになっています。
まとめ|あなたの愛犬の“好きな言葉”、見つけてみませんか?
犬はとても敏感で、あなたの声のトーンや雰囲気からもたくさんのことを感じ取っています。

今回紹介した言葉・音を、ぜひ実際に声に出して試してみてください。
小さなしっぽの動き、目の輝き、耳の角度…
反応がちょっとでも変わったら、それが“心が通じたサイン”かもしれません。
その瞬間を見逃さずに、ぜひ楽しんでみてくださいね!
もし良かったら「あなたのわんこが喜ぶ言葉、ぜひコメントで教えてください!」
おまけ : 犬に話しかけるということ
犬は言葉を知らないけれど、声に気持ちがのります。
「おはよう」「いい子だね」「いっしょにいよう」
そんな何気ない言葉に、耳を傾けてくれる。
犬に話しかけるというのは、つながりたいと思う気持ちを、そっと届けること。
それだけで、少しずつ心の距離が近づいていく気がします。
犬に話しかけるというのは、つながりたいと思う気持ちを、そっと届けること。 ▶ 忙しい日でも犬との絆を深めるコツでも紹介していますが、 毎日の声かけが少しずつ信頼を育ててくれます。もっと知りたいあなたへ|「Whyシリーズ」
犬と暮らす中で、ふと感じる
「なんでだろう?」
そんな疑問を、繁殖引退犬・笑ちゃんとの日々を通してやさしく解き明かします。

あなたの愛犬の
「なんでだろう?」
教えてください。

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